- 通常の白内障手術と何が違うのですか?
- 多焦点眼内レンズを用いた白内障手術も、通常の白内障手術も、挿入するレンズが違うだけで術式は同じになります。
- 手術中の痛みはありますか。
- 麻酔は局所麻酔といって目の痛みだけを少なくするものです。全身麻酔に比べ人体への負担が小さい利点があります。点眼麻酔、テノン嚢下(のうか)麻酔でします。点眼麻酔で痛みを減少させた後、必要に応じて注射での麻酔をおこないます。術中の痛みはごく軽いかほぼありません。
- 手術はどのくらいで終わりますか?
- 手術全体の時間は10分前後から20分程度が多いのですが、個人差により多少時間差はあります。早さより安全におこなうことが大切です。
- 手術後の入浴は可能ですか?
- 手術当日の入浴は控えていただいていますが、翌日からは目に水が入らないよう気をつければ入浴していただけます。お顔を洗うのは手術の傷がしっかり塞がる1週間をめどにしていただいています。
- 若年性白内障の傾向があるという診断を受けました。ネットの情報で、初期症状の場合はルテインで改善する可能性がある、というものがありました。
- すでに濁ってしまった水晶体に関してはサプリメントも効果は期待できません。また、ルテインとは加齢黄斑変性症の予防に有効ですが、白内障への効果はありません。白内障の予防に効果的だといわれているのは、ビタミンCやEなどの抗酸化作用のあるビタミンです。
- アトピー性皮膚炎を持つ息子がいるのですが、アレルギー性の白内障と診断され、片目だけ手術を受ける予定です。眼内レンズは単焦点と多焦点のどちらがよいのでしょうか。
- アトピー性白内障であっても水晶体の袋がしっかりしていれば、多焦点眼内レンズを入れることができます。単焦点眼内レンズを入れると、老眼の状態になってしまうので、若い方にとって、多焦点眼内レンズを入れる方がメリットは大きいです。
